MINOLTA の第 2 世代以降の A マウントレンズの多くは円形絞りを採用していて、ボケが美しいとの定評があります。
今でこそ多くのメーカーが採用している円形絞りですが、標準レンズで最初に採用したのは MINOLTA だったと思います。
普及価格帯のレンズまで円形絞りを採用している MINOLTA のレンズが好きで、MINOLTA → KONICA MINOLTA → SONY と A マウントのカメラをずっと使用しています。
今回そんなレンズの中から 35mm F2 NEW と MACRO 100m F2.8 (D) の 2 本を持ってチューリップ際に出かけてみました。
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/2000 F2.2 ISO=100 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/500 F5.6 +0.7EV ISO=100 Natural+ WB=Auto
35mm は、本来であれば広角に分類されるレンズですが、映像素子が APS-C サイズのカメラでは 52mm 相当になり、標準レンズとして使用できます。
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/4000 F2.5 ISO=250 Natural WB=Auto
30cm くらいまで寄れるので、物撮りもしやすいです。
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/250 F2.8 ISO=250 Natural WB=Auto
ほぼ開放で撮っていますが、とてもシャープに写ります。
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/4000 F2.2 ISO=100 Natural WB=Auto
わりと明るいレンズなので、カメラの手振れ補正機能と相まって、夜景も手持ちでいけます。
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/10 F2.5 +1.0EV ISO=400 Natural WB=Auto
少し絞るだけで綺麗な真円の玉ボケができます。
フルサイズのカメラでは、もう少し絞らないと端の方まで丸くならないかもしれません。
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/8 F2.8 -0.3EV ISO=400 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/40 F2.5 -1.0EV ISO=400 Natural WB=Auto
ライトアップされた葉っぱが綺麗でした。
α-7 Digital, MINOLTA AF 35mm F2 NEW
A Mode 1/13 F2.8 -1.3EV ISO=400 Natural WB=Auto
ハウステンボスという名前のチューリップだそうです。
ここからは 100mm のマクロレンズで撮ってみます。
映像素子が APS-C サイズのカメラでは 150mm 相当の望遠レンズになってしまうため、ちょっと使いにくいですが、屋外では問題なさそうです。
神レンズと言われた MINOLTA の 100mm MACRO だけあって、とても綺麗に撮れます。MINOLTA の高級レンズに位置する G レンズでないのが不思議なくらいです。
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/400 F3.5 +1.3EV ISO=400 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/640 F3.5 +0.7EV ISO=250 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/300 F3.5 +0.7EV ISO=250 Natural WB=Auto
マクロレンズですが、風景写真も普通にいけます。
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/125 F4 ISO=400 Natural WB=Auto
ちょと煩い感じの背景もスムースにボケてくれます。
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/2500 F3.2 ISO=250 Natural WB=Auto
絞り開放で撮ると、玉ボケがレモンのような形になってしまいます。
ここは、少し絞るべきでした。
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/2500 F3.2 ISO=250 Natural WB=Auto
色々なチューリップ
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/300 F3.5 +0.7EV ISO=250 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/500 F3.5 +0.3EV ISO=250 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/400 F3.2 ISO=100 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/1000 F3.2 ISO=100 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/2000 F4 ISO=250 Natural WB=Auto
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/3200 F4 ISO=250 Natural WB=Auto
このレンズ、販売開始が 2000 年 9 月で、当時の価格が 8 万円くらいだったと思います。
SONY に移管されてからも SAL100M28 として中身はほぼ同じ状態で継続販売されました。
1993 年 6 月に発売開始した、ひとつ前のモデルも基本的に中身は同じなので、実に 30 年近く大きな設計変更なく作り続けられたことになります。
ちょっと凄くないですか?
中古は安いですし、E マウントのカメラでもマウントアダプターで普通に使用できます。
未だ一級品の性能なので、SONY の A/E マウントユーザーは手に入れて損はないレンズだと思います。
初代は円形絞りではないので、二代目の AF MACRO 100mm F2.8 NEW 以降がお勧めです。
α-7 Digital, MINOLTA AF MACRO 100mm F2.8 (D)
A Mode 1/500 F3.5 +0.3EV ISO=250 Natural WB=Auto